高齢者の運動効果
高齢者の運動効果
現在の日本においては、家事や仕事の自動化、交通手段の発達により身体活動量が低下しています。食生活の変化とともに生活習慣病増加の一因となっています。
高齢者の運動
身体活動や運動の健康に対する効果についての知識はテレビなどで普及しつつあるものの、実際に運動を行っている高齢者の割合は少ないです。
多くの人が無理なく日常生活の中で運動を実施する方法の提供や環境を作ることが求められています。
身体活動量が多い人や運動を行っている人は、総死亡、虚血性心疾患、高血圧、糖尿病、肥満、骨粗鬆症、結腸がんなどの罹患率や死亡率が低いこと、また、身体活動や運動がメンタルヘルスや生活の質に効果をもたらすことが認められています。
高齢者においても歩行など日常生活における身体活動が、寝たきりや死亡を減少させる効果のあることが示されています。
生活習慣病の予防などの効果は、長期的には10分程度の歩行を1日に数回行う程度でも健康上の効果が期待できます。
運動にはさまざまな利点があります。年齢が上昇するにつれ、運動が心肺機能を高め、筋肉量の低下を防ぐのに貢献します。
体のバランス能力の維持に役立ち、転倒のリスクを減らします。
運動の注意点
運動の重要性を説明してきましたが、高齢者の運動には注意も必要です。
体力が低下している高齢者では、運動を軽いものから始め強度や量を徐々に上げていく工夫が必要です。
座ったままテレビを見る時間を減らし、楽しみながら続けられる運動を見つけるべきです。
1日の決まった時間に運動をしたり、仲間とともに運動したり、運動の記録をとり家族や友人たちとゴールを確認することも効果的です。
運動をしたいがやり方がわからない、今まで運動してないのですぐ疲れてしまう、運動が嫌い。
そんな方には週に1回からでも「始めてみる」ことが大切です。
はじめの1歩は大変ですが、続けることで必ず体がなれていきます。
体がなれてくれば、やる気が増し楽しく運動できるようになることでしょう。
「一生自分の足で歩く」ためにまずははじめの1歩を踏み出しましょう。
利用者さまからの声
利用者Y様 以前は運動することが大嫌いだった私もいつのまにか家でも体を動かすようになっていました。
利用者W様 継続は力なり。最初は運動後疲れてしまいましたが、今では以前より体力がつきました。
ひろみのひとこと
ひろみデイステーションでは一人ひとりに合った運動を提供しています。
利用者さまによって身体の状態、今までの運動歴、考え方はさまざまです。
小規模事業所ならではの一人ひとりに目が行き届く特性を活かし、個人を見て運動のメニューを考えています。
運動が苦手な方にも是非、お越しいただきたいと思います。