少子高齢化
少子高齢化
2017年現在、日本の総人口は1億2671万人となっています。
そのうち65歳以上の人口は3515万人で、総人口に占める割合【高齢化率)は27・7%です。
65歳以上の人口と15~64歳(生産年齢人口)の比率をみてみると、1対2.3人となっています。
これは高齢者1人を現役世代2.3人で支えるという構図です。
今後も高齢化は上昇する見込みで「団塊の世代」が65歳以上となった2015年に3387万人、「団塊の世代」が75歳以上になる2025年には3677万人に達すると見込まれています。
その後も増加傾向が続き、2042年に3935万人でピークを迎え、その後は減少に転じると推計されています。
日本の総人口は長期の人口減少過程に入っており、2029年に人口1億2000万人を下回った後も減少を続け、2053年には1億人を割り9924万人、2065年には8808万人になると推計されています。
総人口が減少する中で65歳以上の者が増加することにより高齢化率は上昇を続け、2036年には3人に1人が65歳以上になり、2065年頃には約2.6人に1人が65歳になると推計されています。
医学の進歩による平均寿命の上昇
2016年時点で日本の平均寿命は 男性80.98年 女性87.14年となっています。
平均寿命も今後も上昇していく見込みで、2065年には
男性84.95年 女性91.35年となり女性は90年を超えると見込まれています。
高齢者増加による要介護者の増加
2000年には256万人だった介護認定者数は、2017年には633万人にまで増加しました。
少子高齢化、要介護者の増加による社会問題
高齢者が増え、働く世代が減っていることにより様々な問題が現れてきます。
介護難民 介護を受けたくても施設に入れない。ヘルパーや看護師、医師の人数が足りず必要なサポートを受けられない。
老老介護 近くに子供がいない、十分な介護体制がないなどの理由で、高齢の妻や夫がパートナーの介護をする。
孤独死 誰にも気が付かれずになくなってしまう。2003年に東京都23区内で自宅で亡くなった単身世帯は3116人です。(東京都福祉保健局まとめ)
今後も続いていくであろう少子高齢化、介護問題は他人事ではなく日本全体の課題です。社会全体で考え、最善の方法を考える必要があります。
ひろみのひとこと
私自身も「団塊の世代」で介護問題を身に染みて考えさせられています。
介護事業者、社会人、高齢者としても社会に貢献できるよう考え、行動をしていきたいと考えております。